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読書記録・映画鑑賞記録
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エンジェル エンジェル エンジェル
■著者 梨木香歩
■星   ★★★☆
エンジェル・エンジェル・エンジェル
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■説明
 インテリア雑誌で見た熱帯魚の水槽に目を釘付けにされ、母に「世話をするから」と頼んでみたものの、母はなかなか「うん」といわない。熱帯魚がいたら旅行もままならないというのが母の反対の理由だけれど、熱帯魚がいなくても、うちには二ヶ月前から息子の顔も忘れたばあちゃんがいるのだから熱帯魚がいなくても旅行はできないのだ。

■感想
 エンジェル エンジェル エンジェル という 甘い響きのタイトルはどうも苦手な予感がする。普通だったら手に取らない題名だけれど、裏庭を読んだあとに同じ作者の本だということで気になって読んでみた。

こちらはファンタジーではないぶん、大人向けであろうと思う。でも、読み終わったあと、「そういえば、私にも全て世の中を正しいこと、正しくないことで測りたい時期があった」と思い出し、「自分の正しくなさに自己嫌悪した」時期(いまも多少はあるのだけれど、今以上に正義感に燃えていた頃)があったのだと思い出した。

 高校生の頃、私がこの本を読んだらどんな感想を持ったろう。

たしかに、そういう頃は過ぎてしまったのだけれど、過ぎてしまったからこそ、味わえることもあるかもしれない。

凝った構成で織られていくこの物語、少しずつエンゼル・エンゼル・エンゼルの意味がわかってくる。最後の最後で、主人公のコウコの物語とおばあちゃんの物語がつながって、皆「ああ、そうだったのか」とわかるような物語だった。

 それはそうと、エンゼルフィッシュである。コウコと同じように私は、水槽をたたいて いじめている魚に「やめなさい!」といったり威嚇したりしたことがある。 梨木さんはきっと魚を飼ったことがあるんだろうと思ったりしたのは、物語から少し離れた感想の方だ。
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